
はじめて高血圧と診断された人:高血圧歴1年
「10年後の健康状態を想像できるかどうか
高血圧は、治療に取り組む気持ちが大切です」

1958年生。東京都在住。今年で勤続25年を迎える、生粋の銀行マン。高校生と中学生の娘さんが二人。住宅ローンも教育費も、これからが大変な時期。
会社の健康診断で高血圧と診断。まずは生活改善を医師にすすめられた。
最近は食生活に気を使いながら、できるだけ運動をするようにしている。現在の血圧は145/90mmHg。
※お名前は全て仮名です。
健康診断で高血圧と診断された青木さん。はじめは、「高血圧くらい大丈夫」と軽く見て何もしませんでしたが、同僚が血圧が原因による脳卒中で急遽入院。改めて、自分の体調と、将来の家族の生活を考えるきっかけとなり、ようやく重い腰を上げて内科医を訪れ、生活改善への取り組みがはじまりました。
今年の春の健康診断です。特に自覚症状は無かったし、高血圧に対する知識もあまり無かったので、まあ、年齢とともに誰もがなるもの程度にしか考えていませんでした。だから生活改善をすすめられても、確かに体にいいかもしれないけれど、あまり現実味があるものとは思えず、相変わらずの生活を続けていました。
血圧が高かった同僚が、突然脳卒中で入院してしまったんですよ。それがきっかけになりました。
高血圧の治療は、差し迫った症状がある訳じゃなくて、5年後、10年後に発作を起こさないように、今から気をつけましょうと言うことじゃないですか。だから、あまり危機感はもてなかったんです。
ところが身近な同僚が入院した姿を見て、高血圧の怖さが実感できたんですね。もし、今、自分が倒れてしまったら、家族の生活は・・・仕事は・・・。そういうことを具体的に思い描くことによって、高血圧の怖さが実感できたんです。
まず、できるだけ歩くようにしています。最低週1日は近所の公園でウォーキングをするようにしています。平日は階段を使うようにしたり、バス停を1駅分歩いてみたり、できるだけ運動をするようにしています。
できるだけ家で食べるようにして、塩分を控えた料理を作ってもらっています。外食の際にも、塩分の高いものは控え、麺類のつゆは残すなどして、塩分の採りすぎに気をつけています。ただ、あまり急激に改善しようとしても続かないので、食べるときは食べるようにしています。
まだ具体的な効果は出ていませんけれど、以前の生活と比べると、確実に健康的な気はします。運動しているせいか、体調が以前よりいいんですよ。体にいいことをやって、ばりばり仕事をして、家族のためにも健康に注意してがんばる。そういう気持ちがもてるうちは続けられるし、少なくとも悪化はしていないので、これからも続けていけると思います。
病気の怖さを具体的にイメージしてみることが大切ですね。自分のことだけでなく、家族のことを考えると、病気の怖さが実感できると思います。また、生活習慣の改善は、つらいことばかりじゃなくて、体調は確実に良くなります。運動することで、肩こりも和らぎましたし。徐々に慣れていくことで、これまでよりも、むしろ生活が楽しくなるかもしれませんよ。