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高血圧と上手につきあう

家族が高血圧の人:高血圧歴5年

村上透さん・敏枝さんのケース

なかなか取りかかりづらい生活習慣の改善
まずは、できることからでも始めることが大切です

【写真】村上透さん・敏枝さん
プロフィール

1950年生。神奈川県在住。10年勤めた会社を辞め、家業のそば屋を継いだ村上透さん。以来20年あまり、奥様の敏枝さんと二人三脚でお店をもり立ててきました。息子さんは結婚して近所に在住。

症状・治療方法

区の健診で、高血圧と診断。医師から生活改善を勧められたものの成果は出せず、血圧の上昇とともに血糖値の高さも指摘。
現在は、生活改善の傍ら、降圧剤を服用。月に1回定期検診を受けている。

※お名前は全て仮名です。


5年ほど前の健康診断で高血圧と診断され、生活療法をすすめられた夫の透さん。しかし、あまり改善されないまま3年が過ぎ、2年前、血糖値の上昇で、糖尿病の危険があると診断。奥様の敏枝さんの強力なサポートで、少しずつ生活改善を始めました。

――透さんが高血圧と診断されたのは、いつ頃ですか?

5年ほど前になります。そのときは、お医者さんから生活改善をするようにということで、お酒の量やたばこ、それから塩分を控えるように言われたんです。でも、高血圧といっても特に自覚症状があるわけでもないので、なかなか実行できなくて。私も気にはしていたんですけど、高血圧に対する知識も無かったので、結果的にはそれまでと変わらない生活を続けてしまいました。

――その後、糖尿病の危険を指摘されたんですね?

はい。昨年の健診で、改善どころか血圧はむしろ高くなり、血糖値も上がってきているので、お医者さんからはこのままでは糖尿病の危険があると言われました。私の父が糖尿病だったので、糖尿病の怖さはよく知っていたんです。そこで私も目が覚めたと言うんでしょうか、夫の生活改善に取り組むようになったんです

――具体的にはどういうことをされましたか?

まず、塩分を控えることから始めました。もともと濃い味付けが好きだったので、いきなりは無理だろうと思って、我慢できる程度に、徐々に味を薄くしていったんです。 また、お酒も結構飲む方だったので、晩酌にお銚子3本くらい飲んでいたところを、1本の量をわからないように少なくしたりして(笑)こちらも徐々に減らして生きました。不思議なもので、だんだん慣れてくるんですよ

――運動はされていたんですか?

ちょっと前までは出前に行ってもらっていたんですが、最近は息子に任せていたので、また行ってもらうようにしました。もともとスポーツをやるようなタイプではないので、運動といえるのはそのぐらいが精一杯ですね。

――そのほかにはどんなことをされましたか?

血圧計を買ってきて、毎日測るようにしました。はじめは面倒くさがっていたんですけれど、徐々に血圧が安定し、改善の成果が見えてくるとやる気が出るみたいで、まめに測るようになりました。最近では、ちょっと数値が高いと自分から塩分やお酒を控えたりするようになりました。

――糖尿病の進行具合はいかがですか?

おかげさまで血糖値は下がってきているので、このまま血圧管理を上手にしていけば、糖尿病は大丈夫だとのことです。糖尿病の父からも夫に話をしてもらって、糖尿病の怖さは理解しているので、もう大丈夫だと思います。

――これから治療を始める人にアドバイスはありますか?

まず、病気の怖さを本人がちゃんと理解することが第一ですね。そうでないと、生活改善は長続きしません。また、改善の効果が目に見えてわかると、後戻りはしたくないと思うので、血圧の測定など、効果がわかるようにした方がいいですね。そして何より無理は禁物です。途中で挫折するような目標ではなく、できるところから少しずつ始めた方が、結果的には近道だと思いますよ。


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