生活習慣の修正
高血圧における食事療法の最大のポイントが、塩分の削減です。国際的に見ても塩辛い味が好みの日本人の食生活。いきなり減塩は難しいので、徐々に慣れていくことが成功のポイントです。
高血圧治療ガイドラインが目標とする塩分摂取量6gを目標とした場合、平均的な日本人の場合は、だいたい12gと、倍近く摂取しています。いきなりこの量の減塩をするのは無理があります。特に長年濃い味付けに親しんできた人にとっては、料理が味気なくつまらないものになり、かえってストレスが蓄積、逆効果にもなりかねません。しかし、1g程度の減塩であれば、それほど苦にはなりません。それを続けていくと、舌が薄味に慣れてきて、むしろ今までの味付けが濃く感じられるほどになります。こうして、少しずつ塩分を下げていって、目標値を達成するようにしましょう。
普段食べているものの塩分量を把握しておくことが大切です。それを踏まえた上で、減らせるところから減らしていきましょう。知っていれば、ちょっとした工夫である程度まで減塩することができます。たとえば、トンカツにかけるソースを控えて、レモンを搾って味を付ける。ラーメンはスープに塩分が多いので、半分残すなど。それだけでもかなり違ってきますので、食品と塩分の関係を知ることがまずは大切です。
| 食品名 | 塩分含有量 |
|---|---|
| 食塩 | 15.0g |
| 濃い口醤油 | 2.5g |
| 薄口醤油 | 2.8g |
| 減塩醤油 | 1.4g |
| 赤だし醤油 | 1.9g |
| 白味噌 | 1.1g |
| 減塩味噌 | 0.9g |
| ウスターソース | 1.4g |
| 減塩ウスターソース | 0.7g |
| トマトケチャップ | 0.6g |
| マーガリン | 0.3g |
| バター | 0.3g |
| マヨネーズ | 0.3g |
| ドレッシング(乳化型) | 0.5g |
| ドレッシング(分離型) | 0.7g |
五訂日本食品標準成分表より作成
