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主な降圧薬の種類

薬物治療の開始にあたり、最初に使用する薬剤を第一選択薬といいます。高血圧治療ガイドラインでは第一選択薬の降圧薬は、4種類の中から選択することが推奨されています。ここでは、それぞれの概要についてご説明します。
なお、「可能性のある副作用」には主要なもののみを記載しており、それ以外にも発生することはあります。

アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)

血管を収縮させ、血圧を上昇させる「アンジオテンシンII」の作用を抑え、血圧を下げる薬です。安定した効果が期待でき、副作用が少ないといわれています。さらに、心臓や腎臓などの臓器に対する保護作用に優れています。

使ってはいけない人
妊婦または妊娠の可能性がある人、高カリウム血症を有する人
可能性のある副作用
めまい、動悸

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)

「アンジオテンシンII」の産生を抑えて血圧を下げる薬です。心臓や腎臓などの臓器の保護作用もあります。副作用として、のどのイガイガ感や空咳があります。

使ってはいけない人
妊婦または妊娠の可能性がある人、高カリウム血症を有する人
可能性のある副作用
空咳

カルシウム拮抗薬

血圧上昇の原因となる、血管の筋肉へのカルシウムの流入を抑え、血管を拡張させることで血圧を下げる薬です。むくみ等以外には副作用も少なく、狭心症などを合併している人の降圧治療薬として向いています。

使ってはいけない人
徐脈(脈拍が少ない)の人(非ジヒドロピリジン系)
可能性のある副作用
脈が速くなる、顔がほてる、尿量増加、足のむくみ、歯肉のはれ

利尿薬

尿へのナトリウム(塩分)の排出を促し、長期的には血管壁のナトリウムを減らし、血管を拡張して血圧を下げます。この薬はたくさん服用しても効果は変わらず、副作用が増えるため、1/2錠程度の少量処方されることが多く、他の薬と合わせて飲むことが多い薬です。

使ってはいけない人
低K血症を有する人
可能性のある副作用
脱水・低カリウム血症、インポテンス、糖尿病、痛風

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