
A. 原因の判っている高血圧症の一部を除いて、高血圧症は治癒するものではないと言ってよいと思います。さらに心臓肥大や動脈硬化があれば、一生涯の治療が必要になると考えてよいです。
高血圧症は、医療環境や健診の場所での血圧値だけでなく、家庭での早朝血圧や、必要があれば24時間自動血圧計による血圧値で診断することが大切です。現在では、血圧は低ければ低いほど良いとされ、正常の血圧は120/80mmHg未満とされています。腎臓病、糖尿病、心不全があれば、厳しい血圧管理が必要です。しかし、一般療法である、体重の適正化、塩分の制限、カリウムの多い野菜や果物の摂取、運動等をきちんと行えば、薬の減量や休止も可能となります。
私の患者さんで、150-160/100-110mmHgの家庭血圧が、半年の食事、運動療法のみで、体重が62kgから56kgに減り、血圧は130/80mmHgに低下し、以後来院されていない方がおり、その良い一例です。

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