
A. 血圧は年齢とともに上昇すると考えている方が多いと思いますが、それは上の血圧だけです。下の血圧は、確かに若いときは年齢とともに上昇しますが、50歳代後半からはむしろ下がっていきます。したがって、高齢者では上の血圧だけが高く、下の血圧は高くない「収縮期高血圧」と呼ばれる高血圧が増えてきます。下の血圧が高くないから心配がないかというとそうではなく、下の血圧が低くとも上の血圧が高い方は脳卒中や心筋梗塞になりやすいことが知られています。
上下の血圧の差を脈圧といいますが、動脈硬化が強いと脈圧が大きくなります。動脈硬化が強いと大動脈の壁が硬くなり、心臓で発生した圧力が強く、早く大動脈の中を進むため、上の血圧は高く、下の血圧は低くなるのです。

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