世界高血圧デーとは

高血圧の日
2007年日本高血圧学会と日本高血圧協会は5月17日の世界高血圧デーと合わせて「高血圧の日」を制定しました。 「世界高血圧デー:World Hypertension Day」は、国際高血圧学会の一部門である世界高血圧リーグにより、高血圧およびその管理に関する啓発を目的として、2005年に創設されたものです。
創設以来、その参加国は増え続け、2008年には、合わせて27カ国以上が参加しています。ノバルティス ファーマはその創設以来世界高血圧デーを積極的にサポートしています。
世界高血圧デー制定の背景
「世界高血圧デー」は、高血圧の啓発に取り組む世界高血圧リーグ(WHL) の活動の一環として制定されました。2005 年の創設以来、「世界高血圧デー」の参加国は増え続け、今年の参加国は25 ヶ国以上に達しています。世界中で、高血圧の管理を目的とする多くの団体が一般市民への啓発活動を行い、一般市民が高血圧をよりよく管理できるよう働きかけていきます。
大多数の一般市民には高血圧の問題の大きさが十分には理解されていません。世界では10 億近い人が高血圧であり、これは成人の4 人に1 人に相当しています1。高血圧は、心臓疾患および脳卒中の最大の要因であり、心臓、眼、脳、腎臓2に障害を引き起こし、高血圧を原因として亡くなる人は、年間の死亡者全体のおよそ8分の1にあたります(年間700 万人が死亡3)。
高血圧が適切にコントロールされれば、脳卒中の発生率は半分に減らすことができ、心臓発作は25%、心臓疾患は半分に減るといわれています4。海外の古いことわざである‘you are what you eat’(あなたが食べたものがあなたを作る)は高血圧にも当てはまります。タバコを吸う、肥満である、あるいは飲酒量の多い人は高血圧の傾向が高く、心臓疾患やその他の深刻な病気の危険にさらされています。
軽度の高血圧であれば、生活習慣を修正することによって薬に依存することを防いだり、服用する降圧薬の数を減らすことができる可能性があります。しかしながら、高血圧患者の10人中7人は血圧を望ましいレベルにコントロールできておらず、糖尿病との合併など、特にリスクの高い患者が適切な血圧値にコントロールされている例はさらに少なくなります4,5。大多数の高血圧患者は血圧値を正常域内に保つため2 つ以上の薬を服用しているのが現実です6。
世界高血圧リーグWorld Hypertension League について
世界高血圧リーグは、国際高血圧学会International Society of Hypertension(ISH)の一部門です。各国の高血圧リーグや学会との協力を通じ、高血圧予防および管理の発展に貢献しています。世界高血圧リーグは、高血圧の危険性と高血圧がもたらす深刻な病気や合併症についての知識を一般市民に伝えるよう世界各国の団体に推奨し、予防と発見、治療に関する情報を提供しています。
15 年以上の成果を土台としながら、世界高血圧リーグは参加団体間の情報交換を促進するとともに、高血圧管理に関し各国で使用できる方法やプログラムを提供しています。
- Kearney et al. Global burden of hypertension: analysis of worldwide data. Lancet 2005; 365: 217-223
- Statistical Fact Sheet: International Cardiovascular Disease Statistics. American Heart Association2004.
- アメリカ心臓協会、International Cardiovascular Disease Statistics(心臓血管疾患の国際統計)、2003 年
- Chobanian et al. Seventh Report of the Joint National Committee on prevention, detection, evaluation,and treatment of high blood pressure. Hypertension. 2003; 42: 1206 – 1251
- Hajjar and Kotchen. Trends in Prevalence, Awareness, Treatment and Control in Hypertension in the United States, 1988-2000. Journal of the American Medical Association. 2003; 290: 199-206.
- Ofili. Dispelling the Myth of “Aggressive” antihypertensive therapy. The Journal of Clinical Hypertension. 2006; 8: 4 - 11



