ページ内を移動するためのショートカット


特集:塩分摂取量について

塩分を摂りすぎると血圧が高くなる

【画像】圧賀昇さん・静子さん

登場人物

夫、圧賀 昇(あつが のぼる)さん
42歳。血圧が142/91mmHgのちょっと太めの典型的なサラリーマン。
妻、圧賀 静子(あつが しずこ)さん
35歳。家族の健康が心配になってきた主婦。
昇さん
ところで、塩分を摂りすぎると、どうして血圧が高くなるんだ?
静子さん
それが、私もいろいろ調べてみたんだけど、そのメカニズムはまだ完全にはわかってないらしいの。
昇さん
そんな~。
静子さん
統計的には、世界中で何万人も調べた結果、食塩を多く摂っている人ほど、明らかに血圧が高いという結果がでているわ。ただ、それにも個人差があり、遺伝的な影響を主張するお医者さんも多いのよ。
昇さん
塩辛いものを食べすぎると、血液中の塩分量が上がるからかな。
静子さん
それが原因だとする説は多いわ。濃くなりすぎた塩分を抑えるために血液量を増やさなければならず、心臓から送り出される血液量が多くなるので、血圧が上昇するといわれているの。
昇さん
それは何となくわかるな。

キーワード

血液中の塩分量

人間の体液に含まれるナトリウムの濃度は決まっており、それによって体液の浸透圧を一定に保っています。しかし塩分を摂りすぎるとナトリウム濃度が上がり、これを調節するために水分を多く摂り、体液の全体量が増えることで血管を押し広げて、血圧を上げるといわれています。

【図:血液中の塩分量】

静子さん
もうひとつ、塩分に含まれるナトリウムは交感神経を刺激しやすいの。その結果、血管の収縮が起き、血圧も高くなるとも本に書かれていたわ。一時的なものならともかく、慢性的に塩分を摂りすぎている、これはかなり危険なのよ。
昇さん
交感神経って?
静子さん
自律神経のひとつで、外界からの刺激に対して反応し、身体を緊張状態にするの。その結果、血管がぎゅっと細くなるのよ。

キーワード

交感神経

心臓を動かしたり、体温を維持するといった、自分の意志によらない体内のコントロールをするのが自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、前者が優位に働けば緊張した状態で活動的に、後者が優位だとリラックスした状態になります。

昇さん
いずれにしろ、塩分の摂りすぎは、さまざまなかたちで血圧を高める可能性があるんだね。
静子さん
飲食店では、ひと口食べたときに「おいしい」と思ってもらうため、どうしても塩分を多めに使う傾向にあるのよ。だから昼食には気をつけなければね。
昇さん
そうか。じゃあ、これからはお弁当でも持っていくかな。作ってくれるよね。
静子さん
しまった、自分の仕事、増やしちゃった。でも、あなたの健康のために食事の管理は大切だから、そうするわ。その代わり、ちゃんと1日のカロリー量と塩分量を計算してつくるから、それ以外のものは食べてはいけません。
昇さん
ときどきは飲みに行ってもいいだろう。
静子さん
うーん、つきあいも大事か……。わかった、じゃあ、これからあなたに、食べていいものと注意しなければいけないものを教えます。

「特集:塩分摂取についてのインデックス」に戻る



ページの先頭に戻る