特集:塩分摂取量について
日本人は塩分を摂りすぎる傾向にある!
登場人物
- 夫、圧賀 昇(あつが のぼる)さん
- 42歳。血圧が142/91mmHgのちょっと太めの典型的なサラリーマン。
- 妻、圧賀 静子(あつが しずこ)さん
- 35歳。家族の健康が心配になってきた主婦。
- 昇さん
- 一般に、中高年になったら、カロリーの低い和食を多くしたほうがいいといわれるけど。
- 静子さん
- たしかに、カロリー量だけでいえば、脂肪の多い洋食や中華よりも和食のほうがすぐれているといわれるけれど、それも食べる量によるわね。それに、塩分摂取量を少なくしたいなら、和食が必ずしも安心とはいえないの。むしろ、日本人は塩分を摂りすぎる傾向にあり、血圧の高い人が諸外国に比べて多いのよ。
- 昇さん
- それは、昔の、塩辛いおかずで米のメシをたくさん食べていた時代の話だろ?
- 静子さん
- たしかに、昔の日本では、1日に25g以上の食塩を摂っていた人も多かったらしいわ。それに比べると、最近は11g前後なので、ずいぶん少なくなったけれど、それでも厚生労働省が目標とする10gよりは上回っているの。
キーワード
- 日本人の塩分摂取量
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- 昇さん
- 最近は、多少、減少傾向にあるものの、まだまだけっこう多いんだね。
- 静子さん
- 健康に気を使って食塩摂取量を少なくしようと考えている人が増えているからだと思うけど、塩味の好みは幼少期の食生活によって決定されるといわれているから、自分で強く意識していないと、なかなか減らせないものなのよ。
- 昇さん
- 他の国はどうなんだろう。
- 静子さん
- 実は海外でも塩分の摂り過ぎは問題になっていて、だからこそ、世界規模で食塩摂取量を減らそうとしているのよ。欧米では1日の摂取量の目標を6g程度にしているし、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」でも、WHOや欧米の基準を受けて食塩摂取量は1日6g以下にすることを推奨しているわ。
- 昇さん
- 6g! だって、麺類1食分でもそのくらい塩分の含まれた料理があるんだろ? 絶対、無理だよー。
- 静子さん
- たしかに、今の日本人の食生活では厳しい目標かもしれないけど、実際に、その目標をクリアしている人は大勢いるんだから、がんばってみましょうよ。少しずつでも減塩できれば、生活習慣病のリスクは、ずっと下がるんだから。
- 昇さん
- わかったよ。じゃあ、具体的には何から始めればいいのかな。
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