特集:塩分摂取量について
食事の見直し:[2]カリウムを摂る
登場人物
- 夫、圧賀 昇(あつが のぼる)さん
- 42歳。血圧が142/91mmHgのちょっと太めの典型的なサラリーマン。
- 妻、圧賀 静子(あつが しずこ)さん
- 35歳。家族の健康が心配になってきた主婦。
- 昇さん
- 塩分の摂りすぎがいけないのはわかったけど、逆に、身体の外に出してしまう方法ってないのかなあ。
- 静子さん
- いいところに気がついたわね。
- 昇さん
- 実際、排泄や発汗によって塩分は失われていくんだろ?
- 静子さん
- 普通に暮らしてても、1日に3g程度は失うの。スポーツをしたり、重労働をするともっと排出されるので、塩分の補給をしたりするぐらいだから。
- 昇さん
- じゃあ、僕ももっと運動すれば、食事を気にしないでいいんだ。
- 静子さん
- そうはいかないわよ。普通に生活していてそんなことは無理だし、しかも、日本人の1日の平均食塩摂取量は厚生労働省の目標値から2g以上、高血圧の心配のある人にとっては5g近く多いのよ。もちろん適度な運動は大事だけれど、それだけでは十分とはいえないのよ。
- 昇さん
- でも、少しでも塩分は減らしたいし。
- 静子さん
- それでは、ここで化学の授業を始めます!
- 昇さん
- 突然、どうしたの?
- 静子さん
- 食塩はナトリウムを含んでおり、鉄やカルシウムと同じミネラルの仲間だということは知っていますか?
- 昇さん
- はい、先生。
- 静子さん
- もうひとつ、カリウムというミネラルは、体内の余分なナトリウムを排泄する作用があります。
キーワード
- ナトリウムポンプ
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- 昇さん
- すばらしいぞ、カリウム。
- 静子さん
- では、カリウムは何に多く含まれているでしょうか?
- 昇さん
- すいません、知りません。
- 静子さん
- 主に野菜や果物、おいもに含まれています。また、白米より玄米に多くあります。
- 昇さん
- あ、だから、うちは急に玄米食にしたんだ。
- 静子さん
- 玄米はしっかり噛んで食べるから、食事の量を減らせるし、おかずの塩分も少なめにできるのよ。
- 昇さん
- じゃあ、あとは野菜だね。
- 静子さん
- 野菜によっては熱や水でカリウムが失われるものもあるので、できれば生のほうがいいわね。ただ、マヨネーズやドレッシングは控えめにね。
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